お墓の棹をサンドブラストで彫刻しました!
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2024年5月19日
お世話様です!最近暑さと仕事量で少しバテ気味の小林明良です(^-^)
休める時はゆっくりと休みます(笑)
さて、今回はお墓の棹(さお)をサンドブラストで彫刻する作業についてご紹介します。お墓の棹とは、お墓の中で縦に立てられている部分のことです。この棹には故人の名前や家紋、戒名などが彫刻されます。
サンドブラストとは?
サンドブラストとは、高圧の空気で砂を吹き付けて石を彫る技術です。非常に細かいデザインや文字を、正確かつ美しく彫刻することができます。この技術を使うことで、細かい部分もきれいに仕上げることができるのが特徴です。
作業の流れ
1. **デザインを決める**
最初に、どんなデザインや文字を彫刻するかを決めます。お客様との打ち合わせを通じて、希望のデザインを伺います。今回は南無阿弥陀仏という文字になりました。
2. **ゴムシートを貼ってデザインを写す**
まずゴムシートを貼って文字を写します。当店だと大体手書きで写します。
3. **ゴムシートを剥がす*
切り抜いたゴムシートを、上手に剥がします。剥がさなかった部分のシートが砂から石を守り、彫刻部分だけが削られるようにします。
4. **サンドブラストで彫刻**
高圧の空気で砂を吹き付け、ゴムシートの切り抜かれた部分を彫刻します。細かい文字やデザインも、この方法で美しく仕上がります。
5. **ゴムシートを剥がして仕上げ**
彫刻が終わったら、ゴムシートを丁寧に剥がします。最後に彫刻部分を確認し、必要に応じて仕上げを行います。
実際の作業風景
今回の作業風景を写真でご紹介します!
サンドブラスト装置の中で「南」という文字を彫刻している様子が見えます。ゴムシートを使っているので、切り抜かれた部分だけが砂で削られ、文字が綺麗に浮かび上がります。
今回のお墓の棹も、特別なデザインをご希望されたお客様のために、非常に細かい彫刻を施しました。サンドブラストの技術を駆使して、お客様の希望に沿った美しい仕上がりになりました。
お墓は、故人との思い出を刻む大切な場所です。そのため、丁寧に心を込めて作業することが大切です。今回も、お客様の思いをしっかりと受け止め、心を込めて彫刻させていただきました。
お墓参りに行かれる際には、ぜひこの美しい彫刻を見ていただけたらと思います。
次回もお楽しみに!
小林明良