小林石材店で一番多いお墓の種類は?

お墓について
2022年2月17日

小林石材店で一番多いお墓の種類は?の写真

まず最初にお墓のカテゴリーですが、なかなかにはっきりと分けずらいのです。

やはり、お墓の形は自由です。ただ、そう言うとキリがないので、少々強引に分けてしまうと大体8種類になります。

それ以外にも石を使ってないお墓を入れると更に増えてしまうので、今回は割愛します。

その中で、当店で一番建立されることが多い、和型の墓石を簡単ではありますが、記載させていただきます。

 

和型墓石

言わずと知れた、一番一般的なお墓になります。

和型の定義ははっきりしたものはありませんが、4段で作成されているものが比較的多いと思います。

 

上から

棹石

一番上の石で○○家の墓とか書くことが多いです。

幅と奥行きが一緒で、違うやつは互平(ごひら)とか呼びます。

 

上台

上から2段目に来る正方形に近い石です。

家紋や○○家とかを彫ることがあります。

 

中台

上から3段目に来る正方形に近い石です。

文字を彫ることはあまりない印象です。

中台の前にお墓の部材(花立て等)を置いたりします。

 

芝台

一番下に来る石 上の3段とは違う石の種類が来る事が多いです。

正方形で平べったい石ですが、 長方形の時もあります。

大体白御影が多い印象ですね。

 

和型の墓石の起源

仏舎利塔を模して造られたと言われているが、起源ははっきりしていないようです。

仏舎利塔とは、お釈迦様のお骨を納めるとされた仏塔になります。

江戸時代中期から今の形になったとされています。

江戸時代には庶民のお墓の高さは4尺までに制限されていたそうです。

なので大きいお墓は名家など、権力のあった方のものだと思われます。

ちなみに和型は日本式のお墓なので、日本しかない特別なお墓です。

 

和型の中でも棹の形によって呼び方が異なります。

 

位牌型

棹が位牌の形のように、平べったくなっている。

 

板碑型

鎌倉時代に多く作られた。形としては位牌型に近い。

 

神道型

棹の塔頂が角錐状になっている。 戦死した英霊に多い。

また、明治の廃仏毀釈運動で神道に戻す影響が明治初期にあったので、その頃に建立された可能性もあります。

 

蓮華型

棹石の下に蓮の華をかたどった蓮華台を入れたもの。

当店でも依頼があります。 普通の和型墓石より高級感や重厚感が上がります。

 

笠付き型(大名型)

棹石の上に屋根をかたどった石を置いたもの です。

明治初期によく建てられたそうです。

 

一番思い浮かべる和型墓石でも こんなに種類があるのですね。

書いていてびっくりです。(笑)

少しでもお墓のことを知っていただけると嬉しいです。

 

また今後も他のお墓について書いていきますので、よろしくお願いいたします!

 

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