飯山市にて 小林家様のお墓の改修を行いました!
飯山市 小林様のお墓
お世話様です!今回は飯山市にてお墓の改修を手掛けさせて頂きました!
お施主様には、見違える位になったとおっしゃって頂けて、とても嬉しいです!
もし、自分のお墓も直したい場所があると思っている方には、今回の改修の作業は参考になると思います
全体写真
水鉢(苔が生えている石の部材)がだいぶ傷んでしまっています。昔の石だと、このようにお墓がもろくなってしまいます。(石材店だと、石が溶けるとか言います。)
また、香炉台(線香を置く箇所)も昔のコンクリート製でしたので大分風化が進んでいます。今回、この香炉台は撤去します。
こちらの花立ては特に傷んではいませんが、花立ての金属が昔の真鍮のものなのでさびて壊れる可能性があります。
それに、ローソク立ても風防がないので、すぐに火が消えてしまうのもお施主様の悩みの一つとのこと。
地域によりますが、風が強い場所だと、風防がないとローソクに火が付きにくい、ついてもすぐに消えてしまう。
これもお墓参りする時の悩みになります。風防があれば、その悩みは解決できます!
本体のローソク立てです。こちらは石に囲われているため、消えずらいですが、今回は風防付きに変更しようと思います。
お墓の外柵が外れてしまっています。これはコンクリートと外柵の間に鉄筋が入っていないためにおきます。
後ろは、基礎コンクリートが割れて、同じく外柵の隙間が広がってしまっています。基礎コンクリートを全部直すとなると金額が上がってしまうので今回は、補修することにしました。
今回の改修作業の内容は
1.外柵をしっかりと固定しなおす
2.水鉢を御影石に変更する
3.花立てをステンレスに変更する
4.ローソク立てをすべて風防付きに変更する
5.基礎コンクリートの補修をする
改修工事後の写真はこちらになります。
大分印象が変わったと思います
これで風が強い日でもローソクが消える事はないと思います!
下に実際の作業写真を用意してあります
一つ一つ解説していきます
後ろの基礎コンクリートは、まず、汚れを落として、状況を確認しました。
その後に基礎コンクリートの亀裂を加工して、鉄筋を中に入れられるようにしております。
拡大図になります。今回はキの形に鉄筋を入れます。
鉄筋を入れて、目地モルタルで塞ぎました。この写真だと大分加工跡が目立っていますが、乾くともう少し色が薄くなり、目立ちにくくなります。
前面の外柵です。内側のコンクリートを壊して一旦汚れを取ります。やはり鉄筋は入っていませんでした。
その後に、外柵にアンカーボルトを打ち込みました。アンカーボルトがあると、手しっかり補強出来るようになります。
外柵の補修をする前に、並んでいた古石塔は一旦ずらしてあります。最後に並べ直します。
左右に鉄筋を入れます。アンカーボルトと鉄筋は固定させます。固定することで、より丈夫になります!
コンクリートを打った後です。目立つところは所々補修しております。前回はあまりコンクリートが打設されていませんでした。
昔のお墓は案外コンクリートの使用が少ないです。それもお墓が改修しなければならない理由の一つです。
外柵の目地はこのように、目地モルタルにて埋めています。少し石がかけている所は、モルタルで補修して、見た目が奇麗になるようにしております。
コンクリートが固まったら、水抜き穴を開けます。水抜き穴がないと、水が中に溜まってしまうので、必要です。
最後に古石塔(今回は3基)を据え付け直します。前回は鉄筋が入っていなかったので、入れます。お墓の中心に穴を開けて、土台から固定します。
これで、古石塔も動かなくなります。
仕上げに、洗った五色砂利を敷きなおして終了となります。
小林様、今回はご依頼ありがとうございました!
また何か変更したい箇所がありましたら、お気軽にご連絡下さいませ。
小林明良